Windows へのインストール
Windows に MongoDB をインストールしてみます。
– はじめに
– インストール要件
– ダウンロード
– インストール
– Windows サービスに登録する
はじめに
このページでは、WindowsシステムにMongoDBのコミュニティ版(無償版)をインストールする方法について解説します。
インストール要件
MongoDBをインストールするには、Windows Server2008 R2 またはそれ以降のサーバーOS、Windows Vista またはそれ以降のクライアントOSのいずれかが必要です。
ダウンロード
ダウンロードのページには、下記の4種類のインストーラが用意されています。
- Windows 64-bit 2008 R2+
- Windows Server 2008 R2以降のサーバーOS、Windows 7以降の64bit版クライアントOSで動作します。
- Windows 64-bit 2008 R2+ legacy
- 動作するOSは上記と同じですが、SSL暗号化機能が含まれていません。
- Windows 64-bit legacy
- Windows Vista/Server 2003/Server 2008で動作します。SSL暗号化機能および最新の機能が含まれていません。
- Windows 32-bit
- 32bit版OSで動作します。上記に比べ様々な制限があります。
特別な理由がない限り「Windows 64-bit 2008 R2+」(mongodb-win32-x86_64-3.2.4-signed.msi
)の使用をお勧めします。特に32bit版OSは、新しいストレージエンジン’WiredTiger’に対応していない等の制限があり、お勧めしません。
インストール
ダウンロードした.msi
ファイルをダブルクリックで起動し、ウィザードに従って進めていくだけでインストールは完了します。
デフォルトではC:\Program Files\MongoDB\Server\3.2
にインストールされます。
Windows サービスに登録する
MongoDBを起動する方法はいくつかありますが、ここでは「Windows サービスに登録し、設定ファイルを読み込んで起動する」という方法について説明します。
データベース用ディレクトリを作成する
データやログを保存するディレクトリを作成します。場所や名前は自由に指定できます。
ここでは、Dドライブ直下に「mongodb
」ディレクトリを作成し、その中にdata
(データ用)とlog
(ログ用)ディレクトリを作成します。
(公式ページではc:\data\db
とc:\data\log
を指定していますが、あまり気に入らないので…)
設定ファイルを作成する
設定ファイルを作成します。
フォーマットは別章で説明しますが、とりあえず最低限必要となるsystemLog.path
とstorage.dbPath
の部分のみ、下記の様に記述します。
また、設定ファイルの名前や場所も自由に指定できますが、今回はmongod.cfg
というファイル名でd:\mongodb
直下に保存します。
systemLog:
destination: file
path: d:\mongodb\log\mongod.log
storage:
dbPath: d:\mongodb\data
Windows サービスに登録する
コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、下記のコマンドを実行して、Windows サービスに登録します。
"C:\Program Files\MongoDB\Server\3.2\bin\mongod.exe" --config D:\mongodb\mongod.cfg --install
起動する
「サービス」ウィンドウを開き、「MongoDB」サービスを起動します。
コマンドから起動する場合は、コマンドプロンプトを「管理者として実行」し、
net start MongoDB
と入力して実行します。
ちなみに、Windows サービスから削除する場合は、
"C:\Program Files\MongoDB\Server\3.2\bin\mongod.exe" --remove
と入力して実行します。